JSME TC ロボティクス・メカトロニクス部門第1地区技術委員会

2007年度

ロボティクス・メカトロニクス部門第2地区技術委員会

委員長:橋本浩一(東北大学), 副委員長:永谷圭司(東北大学), 幹事:昆陽雅司(東北大学)
(07/12/10更新)

技術委員会主催・共催行事予定(2007年度)



    平成19年度第2地区特別講演会
    主催 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

    「ヒト/生命の理解とロボティクス」


    • 日 時: 2007年12月14日(火) 14:00~16:50
    • 会 場: 東北大学大学院工学研究科 機械/知能 共同棟6階611 (仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01)
    • 交通案内:地図をご参照下さい。

    • プログラム:
      1. 14:00~15:20 「ヒューマノイドロボットの低レベル自律性向上」
        • 講 師  加賀美 聡 氏(独立行政法人 産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究センター 研究チーム長)
        • 内 容
            講演者はロボットの自律化のための、認識、行動計画、制御の各機能とそれらを統合する実世界のための低レベル自律性の向上の研究を行っている.本講演では,これらの自律性を実現するための各機能と、それらの統合例について紹介する.また,講演者の所属する産総研デジタルヒューマン研究センターでは、人間の生成的なモデル化技術の研究を行っており,これまでに形状、構造、運動、知覚などのモデリングに取り組んできた.今回の講演では、Dhaiba と名付けた統合人体モデルについての紹介も,あわせて行う.

      2. 15:30~16:50 「生体ゆらぎに学ぶロボットシステム」
        • 講 師  松本 吉央 氏(大阪大学 大阪大学工学研究科 教授)
        • 内 容
            最近のナノ計測技術を用いた研究により,生物分子機 械は「熱ゆらぎ」レベルの小さなエネルギーを使っている が,そのゆらぎを遮断するのではなく有効に利用すること により,100%近い効率で働くことが解明されている.大阪大学懼生体ゆらぎ懼・プロジェクトでは「バイオを測り」「その仕組みを学び」,その上でロボットや情報システムの構築に生かすことを目指して研究が行われている.本講演では,本プロジェクトの概要とロボット領域での研究成果について述べる.

    • 参加費 :無料
    • 定員  :60名
    • 申込方法:下記問合せ先にE-MailまたはFAXにて
      「ロボメカ部門東北地区特別講演会参加申込」と題して,
      1. 氏名
      2. 会員資格(正員/准員/学生員/会員外)
      3. 勤務先(学校学部)
      4. 住所
      5. E-mailアドレス
      をご記入の上, 2008年10月23日 までにお申込下さい.
      申込み先: 東北大学大学院情報科学研究科橋本・鏡研究室  事務補佐官 一戸かをり
      FAX: 022-795-7019 / E-mail: dissen(at)ic.is.tohoku.ac.jp

    平成19年度第2地区特別講演会
    主催 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

    「自律移動ロボットの屋外走行技術-つくばチャレンジ参加録-」


    • 日 時: 2007年11月20日(火) 16:30~18:00
    • 会 場: 東北大学大学院工学研究科機械/知能 2号棟2階214 (仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01)
    • 交通案内:地図をご参照下さい。

    • プログラム:
      1. 16:30~18:00 「自律移動ロボットの屋外走行技術懼つくばチャレンジ参加録懼」
        • 講 師  坪内 孝司 先生 (筑波大学 大学院システム情報工学研究科)
        • 内 容
          ロボットやそれを支える要素技術の成熟に伴い,移動ロボットも,基礎的な研究段階からその適用や応用を考える目的指向の技術開発にその重点が移ってきている.したがって,走行環境も屋内のみならず,屋外にもその適用範囲が広がりつつある.本講演では,講演者のこれまでの経験に基づき,自律移動ロボットを屋外で走行させるための技術を,最近のチャレンジを中心に話題提供する.屋外走行時のGPSの測位特性や測位手法,環境認識手法などを紹介する.


    • 参加費 :無料
    • 定員  :60名
    • 申込方法:下記問合せ先にE-MailまたはFAXにて
      「ロボメカ部門東北地区特別講演会参加申込」と題して,
      1. 氏名
      2. 会員資格(正員/准員/学生員/会員外)
      3. 勤務先(学校学部)
      4. 住所
      5. E-mailアドレス
      をご記入の上, 2008年10月23日 までにお申込下さい.
      申込み先: 東北大学大学院情報科学研究科橋本・鏡研究室  事務補佐官 一戸かをり
      FAX: 022-795-7019 / E-mail: dissen(at)ic.is.tohoku.ac.jp

    平成19年度第2地区特別講演会
    主催 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

    「知能発現と知識発見のロボティクス」(予定)


    • 日 時: 2007年11月9日(金) 13:00~15:00
    • 会 場: 東北大学大学院工学研究科 機械/知能 共同棟6階611 (仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01)
    • 交通案内:地図をご参照下さい。

    • プログラム:
      1. 13:00~14:00 「ハードでドライなロボットからソフトでウェットなロボットへ」
        • 講 師  石黒 章夫 先生(東北大学 大学院工学研究科電気・通信工学専攻)
        • 内 容
            現在のロボティクスでは,規定された環境下での最適性を実現する知能技術はほぼ成熟しつつある.その一方で,「われわれが普段何気なく行っているような行動」を生み出すような知能発現のメカニズムはまったく理解されておらず,その工学的実現には大きな困難を伴うのが現状である.すなわち,あらゆる生物種が持つような根源的な知能(生存脳機能と呼ばれることもある)に対峙すればするほどその工学的実現が難しくなるという,何とも皮肉な状況にある.本講演では,根源的な知能発現のメカニズムの理解に向けて講演者らのグループが進めている研究を紹介する.特に,身体系が有する粘弾性や可変形性(deformability)に明示的に着目した研究を中心的に紹介したい.

      2. 14:00~15:00 「文字列データからのパターン発見」
        • 講 師  篠原 歩 先生(東北大学 大学院情報科学研究科システム情報科学専攻)
        • 内 容
           データ集合を特徴付ける明示的なパターンを効率よく見つけ出すパターン発見の問題は,データベースからの知識発見等の研究分野で注目され,種々のデータに対してさまざまな方式が提案されている.我々は,目的関数の評価値を最大化するパターンを見つける最適化問題としてこれを定式化し,主に文字列データを対象とした研究を展開している.多くの有用なパターン表現に対して,この最適化問題はNP困難となり,多項式時間アルゴリズムを与えることは事実上不可能である.そこで我々は,さまざまなパターン族に対して,それぞれの特性を活かしたヒューリスティクスとデータ構造を開発し,最適性を満たしたまま実用的な時間でパターンを発見する手法を実現している.

    • 参加費 :無料
    • 定員  :60名
    • 申込方法:下記問合せ先にE-MailまたはFAXにて
      「ロボメカ部門東北地区特別講演会参加申込」と題して,
      1. 氏名
      2. 会員資格(正員/准員/学生員/会員外)
      3. 勤務先(学校学部)
      4. 住所
      5. E-mailアドレス
      をご記入の上, 2008年10月23日 までにお申込下さい.
      申込み先: 東北大学大学院情報科学研究科橋本・鏡研究室  事務補佐官 一戸かをり
      FAX: 022-795-7019 / E-mail: dissen(at)ic.is.tohoku.ac.jp

    平成19年度第2地区特別講演会
    主催 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

    「ヒトとロボットの触覚・感覚・心」


    • 日 時: 2007年7月25日(水) 15:00~16:00
    • 会 場: 東北大学大学院工学研究科 機械/知能 共同棟6階611 (仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01)
    • 交通案内:地図をご参照下さい。

    • プログラム:
      1. 15:00~16:00 「ヒトとロボットの触覚・感覚・心」
        • 講 師  前野 隆司 先生 (慶應義塾大学 理工学部)
        • 内 容
            本講演では,講演者の触覚・感覚・心の研究について述べる。まず,ヒトとロボットの触覚研究について述べる。すなわち,ヒトの指腹部は触覚情報を検出し易いような構造になっていることを述べる。次に,ヒトの触覚に学んだ触覚センサ研究の例を示す。すなわち,把持力制御のための局所滑り情報検出用弾性触覚センサおよび触感検出のための指紋状突起を有する柔軟触覚センサについて述べる。次に,触覚ディスプレイの研究について述べる。すなわち,局所滑り情報を振動刺激として呈示することによりヒトが無自覚的に把持力調整反射を起こすことや,超音波触覚ディスプレイによってヒトに触感を呈示できることを示す。最後に,触覚研究からのアナロジーに基づいて構築したヒトの心の構造についての仮説を述べる。

    • 参加費 :無料
    • 定員  :60名
    • 申込方法:下記問合せ先にE-MailまたはFAXにて
      「ロボメカ部門東北地区特別講演会参加申込」と題して,
      1. 氏名
      2. 会員資格(正員/准員/学生員/会員外)
      3. 勤務先(学校学部)
      4. 住所
      5. E-mailアドレス
      をご記入の上, 2008年10月23日 までにお申込下さい.
      申込み先: 東北大学大学院情報科学研究科橋本・鏡研究室  事務補佐官 一戸かをり
      FAX: 022-795-7019 / E-mail: dissen(at)ic.is.tohoku.ac.jp

過去の行事

  1. 2006年度
  2. 2005年度
  3. 2004年度
  4. 2003年度
  5. 2002年度

お問い合わせ等

    一般的な内容、関連行事掲載のご希望は下記までお問い合わせ下さい。
    昆陽 雅司 (第2地区委員会幹事)
    〒980-8579
    仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
    東北大学大学院情報科学研究科
    TEL: 022-795-7025 / FAX: 022-795-7023
    e-mail: konyoatrm.is.tohoku.ac.jp