JSME TC ロボティクス・メカトロニクス部門第1地区技術委員会

2010年度

ロボティクス・メカトロニクス部門第2地区技術委員会

委員長:石黒 章夫(東北大学), 副委員長:鏡 慎吾(東北大学), 幹事:嵯峨 智(東北大学)
(10/05/15更新)

技術委員会主催・共催行事予定 (2010年度)



    平成22年度第2地区特別講演会
    主催 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

    「先端インタフェース」


    • 日 時:2010年8月6日(金) 16:00~18:00
    • 会 場:東北大学 大学院工学研究科 機械・知能系共同棟611号室
    • 交通案内:地図をご参照下さい。

    • プログラム:
      1. 16.00~16.50 「実世界に情報を宿す拡張現実感インタフェース」
        • 講 師  苗村 健(東京大学 電子情報工学科 准教授)
        • 内 容
           ネットワークインフラが整備された現在,生活空間にまで溢れ出した情報を如何に負担なく人に提示するかが大きな課題になっている.実世界の映像の上に バーチャルな情報を重ね描きする拡張現実感の研究は,ネットワークで届いた情報に人がアクセスする効果的な手段を提供するものである.本講演では,ディス プレイの中で重ね描きする従来のアプローチに対して,実世界そのものを情報で満たすことによって,位置計測などの負担を強いることなく,円滑な情報提示を 行う枠組みを紹介する.従来の「位置計測に基づくコンピューティング」に対して,これを「情報を宿すアプローチ」と呼び,その適用可能性について述べる.

      2. 17.00~17.50 「人間科学と生活ニーズに基づく多様なバリアフリー工学研究の展開」
        • 講 師 井野 秀一(産業技術総合研究所 主任研究員)
        • 内 容
           少子高齢化が急速に進む我が国では,QOL(Quality of Life)の向上と共にバリアフリー社会の実現は急務の課題となっています.このような背景のなかで,加齢や病気あるいは事故などで「手足」の機能や「聞く」「話す」「見る」ための機能に障害のある人たちを科学技術で支援する健康・福祉工学とその周辺領域の基礎研究や応用研究を産学官連携で進めてきまし た.今回は,これまでに携わってきた運動機能支援や情報バリアフリーに関する機器開発について,人間科学やバーチャルリアリティとの係わりも含めながら紹介いたします.


    • 参加費 :無料
    • 定員  :60名
    • 申込方法:下記問合せ先にE-MailまたはFAXにて
      「ロボメカ部門東北地区特別講演会参加申込」と題して,
      1. 氏名
      2. 会員資格(正員/准員/学生員/会員外)
      3. 勤務先(学校学部)
      4. 住所
      5. E-mailアドレス
      をご記入の上,2010年08月05日までにお申込下さい.
      申込み先:東北大学大学院工学研究科 教授 石黒 章夫
      FAX: (022)795-3781 / E-mail: ishiguro(at)ecei.tohoku.ac.jp
    平成22年度第2地区特別講演会
    主催 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

    「動画像処理の最先端」


    • 日 時:2010年9月17日(金) 16:00~18:00
    • 会 場:東北大学 大学院工学研究科 機械・知能系共同棟611号室
    • 交通案内:地図をご参照下さい。

    • プログラム:
      1. 16.00~16.50 「実写3次元映像の生成と処理」
        • 講 師  山崎 俊彦 (東京大学 大学院情報理工学系研究科・准教授)
        • 内 容
           本年に入り、アバターを始めとする3D映画が流行している。また、テレビやカメラ、ゲーム機やテーマパークに至るまで3Dを目玉にした新商品・新サービスが目白押しである。しかし、従来のコンテンツはCGで生成したもの、もしくは奥行き情報や視差情報を付与しただけのものが多い。それに対し、我々は多視点映像から人物など実世界の3次元動物体を3次元メッシュシーケンスとして表現する試みを行っている。これにより、ユーザは360度自由な視点から映像を視聴することが可能となる。また、3次元映像の実用化に向けて、符号化や編集、検索、動き解析などの応用技術についても研究している。本講演では、それらの概要について紹介する。

      2. 17.00~17.50 「高フレームレート動画像処理」 </li>
        • 講 師 小室 孝 (東京大学 大学院情報理工学系研究科・講師)
        • 内 容
           従来のマシンビジョンシステムは、主にカメラの制約から、撮像フレームレートがビデオレート以下に制限されていた。ビデオレートを超える高フレームレートの動画像を用いることで、安定した物体トラッキングや、動物体の三次元センシングなどが実現され、画像処理の新しい応用が可能となる。本講演では、高フレームレート動画像処理を実現するシステムの開発例と、高フレームレート動画像処理の計測・センシング、映像メディア、ヒューマンインターフェースなどの分野への応用例について紹介する。


    • 参加費 :無料
    • 定員  :60名
    • 申込方法:下記問合せ先にE-MailまたはFAXにて
      「ロボメカ部門東北地区特別講演会参加申込」と題して,
      1. 氏名
      2. 会員資格(正員/准員/学生員/会員外)
      3. 勤務先(学校学部)
      4. 住所
      5. E-mailアドレス
      をご記入の上,2010年09月16日までにお申込下さい.
      申込み先:東北大学大学院工学研究科 教授 石黒 章夫
      FAX: (022)795-3781 / E-mail: ishiguro(at)ecei.tohoku.ac.jp
    平成22年度第2地区特別講演会
    主催 日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門

    「ロボティクスと数理科学の融合」


    • 日 時:2010年11月19日(金) 16:00~18:00
    • 会 場: 東北大学 大学院工学研究科 機械・知能系共同棟611号室
    • 交通案内:地図をご参照下さい。

    • プログラム:
      1. 16.00~16.50 「ヘビのロコモーションから学ぶ生物の適応的運動機能の発現原理 ~位相制御と筋緊張制御の有機的整合を可能とする自律分散制御則~」
        • 講 師  加納 剛史 (東北大学大学院医学系研究科・助教)
        • 内 容
           自律分散制御は、生物が示す適応的な振る舞いの発現原理を考察する際に鍵となる概念である。しかしながら、自律分散制御の体系的な設計論は依然として確立しておらず、特に制御系と機構系の連関様式に対する設計論の構築は喫緊の課題である。そこで本発表では、ヘビのロコモーションに着目する。ヘビは地面の摩擦係数や斜度などの環境が変わっても、身体各部の位相関係やスティフネスを適切に変化させてロコモーションを継続することができる。このようなヘビの振る舞いのモデル化およびシミュレーションを通して、さまざまな生物の振る舞いに通底する普遍原理の解明を目指す。

      2. 17.00~17.50 「共振現象から創発する行動制御」 </li>
        • 講 師   手老 篤史 (科学技術振興機構さきがけ・専任研究員)
        • 内 容
           外部から周期刺激を与えると生物内部の隠れた振動子が共振した結果、単細胞生物であっても予測や記憶・想起といった知的活動を行う事ができるという研究がある。一方で生物は、歩行などの周期的な動作をする。これらは生物の内部状態に様々な影響を及ぼし、周期的な刺激となる。その結果、生体内の隠れた周期が発現し、生物の行動制御に影響を与える。本発表では、ホヤ精子の走化性や四足歩行動物の歩容遷移について、モデル方程式を用いて周期動作と内部状態の共振という観点から説明する。


    • 参加費 :無料
    • 定員  :60名
    • 申込方法:下記問合せ先にE-MailまたはFAXにて
      「ロボメカ部門東北地区特別講演会参加申込」と題して,
      1. 氏名
      2. 会員資格(正員/准員/学生員/会員外)
      3. 勤務先(学校学部)
      4. 住所
      5. E-mailアドレス
      をご記入の上,お申込下さい. 当日受付も可能ですので、お気軽にお越し下さい.
      申込み先:東北大学大学院工学研究科 教授 石黒 章夫
      FAX: (022)795-3781 / E-mail: ishiguro(at)ecei.tohoku.ac.jp

過去の行事

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  2. 2008年度
  3. 2007年度
  4. 2006年度
  5. 2005年度
  6. 2004年度
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  8. 2002年度

お問い合わせ等

    一般的な内容、関連行事掲載のご希望は下記までお問い合わせ下さい。
    嵯峨 智 (第2地区委員会幹事)
    〒980-8579
    仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
    東北大学大学院情報科学研究科
    TEL: 022-795-7017 / FAX: 022-795-7017
    e-mail: saga(at)fractal.is.tohoku.ac.jp